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2015年 第14回LSTR療法学会 学術大会 
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メインテーマ:「もう一度 免疫」

〔口頭講演〕

インプラント埋入時の(オープンバリアメンブレンを使用)3Mix-MPの有効利用について

樋口文雄

目的:   

 抜歯即時等のインプラント埋入を行う場合、 特に付着歯肉の少ない時、フラップの扱いが難しく、減張切開を行っても創の閉鎖が困難な場合があり歯肉弁による閉鎖が不十分になる場合があります。よく行われるのが遊離歯肉の移植が行われますが術野が二箇所になり結構大変なものです。この場合Cytoplastなどのオープンバリアメンブレンを用いるとかなり効果的に付着歯肉の獲得が行えます。特に問題になるのは術後   のメンブレンの汚染、剥離ですが、それにより術後の成績が落ちてしまいます。
 この場合通方の術式に加えて3Mix-PによるPPSを行うと効果的に術後成績が良くなります。

 

考察:

  本症例では、歯槽骨の吸収が大きく、付着歯肉が少なく条件的には不利な状態でした。インプラント埋入手術時にオープンバリアメンブレン(CYTOPLAST)を使用して3Mix-P   を術後のコントロールに併用すると、より辺縁遊離歯肉弁の安定に大変良好な結果が得られました。
  メンブレン直下で獲得された二次的上皮により安定した付着歯肉を獲得でき、その下の歯槽骨も安定すると思われます。


 
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