目的: LSTR 3Mix−MP療法治療術後の不快事項の原因については、 2007年第5回LSTR 療法学会において星野悦郎先生が教育講演の中で その対策について述べられている。 しかし臨床においては難しいケースもあり、対応に苦慮する事もある。 今回は疼痛への対応として自分がとった処置を報告する。
結果と考察:
疼痛への対応は原因を1つ1つ取り除いていけば必ず解決する。 咬合をはじめとするチェック事項を確認して解決しない場合は「漏洩」に的を絞る。 今回の様に歯冠歯質の状態が悪い時は自分では術式に誤りがあったとしてもどこが 原因箇所か特定が困難である。 最終修復物をイメージして窩洞形成を行い窩洞内部をチェックすると漏洩箇所が明確に把握でき不快症状の根絶化をはかる事が出来る。