目的: 3Mix-MP法を学ぶ事を目的に、Skype症例検討会に参加したり、CDRG友の会主催の講演会等に参加してきました。学んだ事を臨床に応用して、破折歯も、ある程度保存する事が出来るようになってきました。 今回は、それらの中から一症例を供覧します。 方法:患者:83 歳 男性 主訴:咬むと痛い 既往歴:高血圧 糖尿病 現症: 咬合痛(+)RW痛(+)割り箸痛(+)パルパー(ー) EPP M6mm D6mm P3mm B2mm ?側歯根尖歯頚部中間相当部にフィステル 処置および経過: H26 7/29 初診 診査 X線撮影 咬合調整 7/31 NIET 破折部確認 8/ 7 破折部接着 8/12 メタルコアimp 9/ 1 コアset FMC PZ imp 9/10 FMC set 現在に至る。
考察:術後の経過は、良好であった。 本症例から、 1、補綴前処置として,病巣の無菌化、接着、密封は、必須である。 2、再破折を防ぐために、フェルールの幅、高さがある程予後がよさそうである。 3、歯周組織,咬合のメインテナンスは、必須である。 以上の知見を得た。