第16回LSTR療法学会 学術大会 2017年
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メインテーマ:「治療術式のレベルアップを求めて」

〔口頭発表〕

『破折歯の保存を試みた一症例の経過 』 

中島 昌伸

目的: 3Mix-MP法を学ぶ事を目的に、Skype症例検討会に参加したり、CDRG友の会主催の講演会等に参加してきました。学んだ事を臨床に応用して、破折歯も、ある程度保存する事が出来るようになってきました。 今回は、それらの中から一症例を供覧します。
  
方法:患者:83 歳 男性
    主訴:咬むと痛い
    既往歴:高血圧 糖尿病
    現症: 咬合痛(+)RW痛(+)割り箸痛(+)パルパー(ー)         
        EPP M6mm D6mm P3mm B2mm ?側歯根尖歯頚部中間相当部にフィステル

処置および経過: H26 7/29 初診 診査 X線撮影 咬合調整     
   7/31 NIET 破折部確認    
   8/ 7 破折部接着               
   8/12 メタルコアimp    
   9/ 1 コアset FMC PZ imp    
   9/10 FMC set 現在に至る。

考察:術後の経過は、良好であった。  
   本症例から、  
   1、補綴前処置として,病巣の無菌化、接着、密封は、必須である。  
   2、再破折を防ぐために、フェルールの幅、高さがある程予後がよさそうである。  
   3、歯周組織,咬合のメインテナンスは、必須である。  

以上の知見を得た。

 


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