本年1月から私を含め6名のメンバーで構成された「歯根外形線研究会」が 発足いたしました.月一回の定例会では宅重先生のご指導のもと,いろいろな 取り組みを行ってまいりました.正直いなところ,目を見張る成果を上げて いるのかと問われれば,返答に苦慮致しますが,メンバー皆以前より格段に X-Pをよく観察するようになったことは認識していますし,加えて,診療のストレスが 軽減されていることも実感しております.そこで今回,歯根外形線観察の概略と, その判定方法を中心にご報告したいと考えています.発表内容は概ね決めて おりますが,この抄録を書いている時点ではまだ2回の定例会が残されており, 若干の変更も考えられます.したがいまして,詳細は学会での 私の発表に 代えさせて下さい.