第19回LSTR療法学会 学術大会 2020年
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〔口頭発表〕

『歯原病に3Mix-MP法(NIET)を応用した4症例 PartU 』 

中島 龍市

目的: 
昨年9月の第18回LSTR療法学会学術大会で発表した「歯周病」のPartUである。 4症例を紹介する。

症例:
◎シェーグレン症候群、金属アレルギー(亜鉛、ニッケル) 女性39才
「重度の全身疲労感、唾液が出ない」との症状は解消した。
「目が乾く」との症状は改善した。亜鉛、ニッケルに対する金属アレルギーは解消した。
以上を報告する。    

◎パーキンソン病 男性74才
14年間にわたって少しずつ症状が進行し、薬の量も増えてきていた。
症状がかなり改善したことを報告する。

◎気管支喘息 男性69才
10年ぐらい前から秋、冬、春になると入眠時や睡眠中に咳が出る。
これが完治したことを報告する。

◎心房細動 男性60才
アトランダムに突然、心臓の頻脈の発作が起こる疾患である。重篤な脳梗塞や心不全を起こすことが多い。治療としてカテーテルアブレーションなどがあるが施術をしても再発することが多い。これが完治したことを報告する。

考察:
失活歯の象牙細管の中には、100%近く細菌が生き残っている。この細菌が歯原病の原因となる。
原因菌の大部分はStreptococcus fecalisであり、もともと口腔内のおとなしい常在菌である。
ところが、多形性突然変異の能力を持ち、変異すると極めて毒性が強い細菌になり、極めて強い毒素を産生する。このスーパー細菌を含めて他の細菌全てを死滅する唯一の方法が 3Mix-MPではないのかと、実感する毎日である。
厚生労働省のデータによると、日本で2017年6月の1ヶ月間に行われた抜髄処置は約60万本である。
W.A.プライスが“失活歯の75%が歯原病を発症する”と警告していることから考えると、非常に多くの 人々に「歯原病」の可能性があるといえる。
3Mix-MP法が流布することで、悩み苦しむ多くの人々が救われるのではと、希望を持ち治療に励んでいる。

 

 
 
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