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   第4回LSTR療法学会 2005年度学術大会 2005年9月18日

ポスター発表
手術適応の#26巨大歯根膜嚢胞の3Mix-MP療法成功例の中間報 
天川 丹(八ヶ岳歯科)
 
現症:

 '04.8月#26根尖部に直径23mmの歯根嚢胞をウ蝕治療目的で撮影のオルソパントモ上で認める。患者自身の自覚症状は無く、口腔内にも所見は認められない。地域の総合病院口腔外科にてCT等にて確定診断され,外科的摘出を勧められる。

 

治療内容および経過:

 '04.9.のLSTR研究会での宅重先生の症例報告を紹介し、3Mixによる口腔内科的治療の了解を得た。
'04.12.9.から治療開始。歯冠崩壊が大きい為ラバーダム彰着できず。
 無菌的処置のためエンドチューブ(歯内療法用隔壁)を作製・装着後、歯内療法に入る。
 通法により根管長測定、根管拡大、中に3MixMPを貼薬(4回)。
 拡大後、EDTA、ADGel にて根管内の化学的清掃。3MixMPをレンツロにて(#25)根管外に溢出する程度に貼薬(4回)。
 また、同時にDB根の前医による根管口付近の穿孔部にCRインレーを装着。
 その後3MixMP+副腎皮質ホルモン水溶液に貼薬を変えて、同様にレンツロで貼薬(5回)(6月25日まで)
 その後,仕事の都合で休止中。
'04.4.9のパントモにて病巣の大幅縮小と根尖部の透過像の化骨化が認められた。
 (23mm→18mm)

 

結果と考察:

  10回の3MixMPの貼薬と4ヵ月の治療期間で外科的適応の巨大歯根嚢胞が大幅に縮小した事は、3Mix療法による手術回避という患者の身体的・精神的負担の軽減および、医療費削減という大きな利点を認める事が出来る。
 尚,6月末には次のレントゲン診査をする予定なので、より改善した報告ができる予定です。

 

 

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