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   第4回LSTR療法学会 2005年度学術大会 2005年9月18日

ポスター発表
大きく露髄した,若年者の 6の歯髄を保存に際し,CRインレーの重要性
寺西信吾(寺西歯科医院)
石川秀男(石川歯科医院)
目的:

外傷により歯冠の2/3以上を失って大きく露髄した、若年者の6の抜髄を回避できるか。
   従来法では、直径2mm以内の露髄ならば直接覆髄の対象とされている。
   3Mix-MPは、細胞毒性が極めて少ないことから直接覆髄剤として用いた。

 

患 者:

H01.02.26生れ 15歳

 

主 訴:

歯冠破折により歯が痛い。

 

現病歴; 

H16.11.16歯牙破折で来院、大きく露髄、歯冠の2/3以上失っていた。
   歯髄生活反応+、
   応急処置として、3Mix-MPを貼薬FUJI\GP(TM)で仮封

 

治 療:

H16.11.26 右上6番 save pulp & resin inlay(GCソラーレ)
   12.10 経過良好
H17.03.12 経過良好
   05.14 resin inlay上部脱離,疼痛なし
       エアーにて歯髄生活反応+
       再度resin inlay(GCソラーレ)
   06.11 経過良好
   06.18 経過良好
H17.07.02 終了

 

結果、
考察:
Dental写真を御覧いただけば、おわかりのように明らかに大きな露髄であるが、3MIX-MPを正しく使用することにより、抜髄は回避された。
15才で第一大臼歯である点からも,抜髄した場合,その後の歯根膜炎の発症や予後を考えると、歯髄を保存できた意義は大きい。

 

 

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