日本語  ・English
    LSTR療法学会の概要
   学術大会  
   入会案内
   専門医制度

LSTR療法学会事務局

 

 
Home >学術大会・総会 > 第2回LSTR療法学会 学術大会 > メトロニダゾール製剤の内服効果 
   第2回LSTR療法学会 学術大会 (2003年9月14日)
ポスター発表

演題名: メトロニダゾール製剤の内服効果 
氏 名:  ○牧 和宏  宅重豊彦 鈴木章 大平眞悦 畑岡 拓

 

発表内容:
(目的)
口腔内の膿瘍を形成した急性炎症への対処は、炎症の急性期には抗生物質・抗菌剤、消炎剤を投与し、炎症の衰退期に入ると膿瘍切開などの排膿処置を行うとされている。本当に急性期にはジッと我慢するしかないのか?衰退期に痛い思いをしてまで膿瘍切開する必要があるのか?現在健康保険で適用になっている抗生物質・抗菌剤は本当に有効なのか?


(方法)
口腔内膿瘍から検出される細菌の95%は嫌気性菌である。
私達は、嫌気性菌に有効なMetronidazole製剤を選び、膿瘍を伴う急性炎症に対する有効性を健康保険適応の抗生物質・抗菌剤と比較検討した。
顎口腔領域の急性炎症のうち膿瘍を形成していたP急性発作、Per.急性発作、智歯周囲炎の51例にMetronidazoleを内服投与し、これをMN服用群とした。同様の症状の患者20名にその他の抗生物質を投与し、これをコントロール群とした。


(結論
1.MN製剤の内服効果は、通常使用さている抗菌剤に比し、優れた症状緩和の効
  果があった。
2.MN製剤を内服させると、膿瘍切開などの排膿処置は必要ない。
3.急性炎症の初期、急性期においても、MN製剤は症状の緩和に十分有効である。

 

BACK HOME NEXT

 

Copyright© LSTR 2009 . All Rights Reserved.