発表内容
3Mix-MP法のすばらしいところは、私のようなレベルのような者が、簡単な術式で、今までの根管治療では難症例(根尖閉鎖の根尖病巣、根分岐部病変、リーマー等破折の除去不可能の症例の根尖病巣等)と思われる症例を見事に治癒に導くことが出来るところです。術式は、スメア層の除去、着座形成、3Mix-MP貼薬、仮封とほぼこれだけの簡単なものです(ただし、もっとも、簡単と思われる仮封が大きなポイント)。
では、3Mix-MP法の成功、不成功のカギは何か!3Mix-MP法の好結果を得るための必要十分条件の中では、ついつい術式(当然、術式は重要ですが)に目が行きがちになります。私は、年に1度、"LSTR療法実習セミナー"のお手伝いをさせていただいておりますが、受講される先生方の質問の大半が術式、及び適応症例等で、薬剤の管理に関しては、ほとんど質問を受けたことがありません。しかし3Mix(それぞれ3種の薬剤においても)には、光に弱い・水に弱い・熱に弱いという大きな弱点があります。
この点が、3Mix-MP法に関して術式等以前にしっかりと確立させておかなければならない事柄があると、私自身痛感しています。
その痛感している事柄に関して、私が、見つけ出し、考え、工夫した3Mix-MP法グッズも紹介させていただきます。
ともかく、地味なことなのですが、"薬剤の管理"が3Mix-MP法の成功のカギであると確証いたします。
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