2004年8月健康雑誌「日経ヘルス」にLSTR 3Mix-MP療法が紹介されて以来、健康雑誌、ビジネス雑誌、週刊誌、地方新聞、読売新聞、テレビに次々と本法が取り上げられ、3Mix-MP法フィーバーは1年経っても未だにおさまらない。
かつて歯科治療がこのように世間から注目されたことは無い。何故、本法が注目され、メディアが我も我もと取り上げるのかと考えると、本法がいろんな意味で、国民の「待望していた歯科治療法」だからと思われる。この現象は、本法を普及させる点で好ましいことであると考えてきたが、好ましからざる事態が派生してきた事も確かである。
好ましからざる事とは、
1)メディアにある問題点
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@ 読者・視聴者の受けねらいから、正確な情報伝達ができただろうか?
・ 見出しの誇張
・ 意外に知らない歯科知識
A 本法を実施している歯科医院が少ないのは困る、という事情
B 報道機関のおごり
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2) 患者にある問題点
@ 歯科治療恐怖症なのか、単なる臆病者なのか?
A メディアからの情報を都合の良いように、解釈し要求してくる患者
B "当たり屋"の患者
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3) 歯科医師にある問題点
@ 無法地帯のインターネット
・ 歯科医院のHPに見られる「客寄せパンダ」としての3Mix-MP法
・ 書き込みサイトに見られる嘘
A メディアにのった3Mix-MP法と自分の3Mix-MP法の総括はあるか? |
この1年で約2300件のメールと一日30本の電話があった。そこで語られた患者の声を分析し、好ましからざる事を加味し、今後LSTR
3Mix-MP療法を実施する上で配慮・実行するべきことを浮き彫りにしていきたい。
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