3Mix-MP法を行う際の「好結果を得るための必要十分条件」の1つに「病巣と口腔環境を遮断する」がある。病巣を口腔から遮断し、巣無菌化後の再感染を防止するためには辺縁漏洩の無い密封充填が必須である。また、無菌化処置後細菌の再侵入を防ぐためにはできるだけ迅速に密封充填を行うことが肝要である。
「CRインレー直接法」は密封性の高い充填物を得るきわめて良い方法である。しかも、1回のチェアータイムで最終修復とすることができるので細菌の再侵入の機会を無くすることができる。しかし、治療直後には密封性が高かった修復物も時間経過とともに密封性が低下することがある。
施術数日後、あるいは数ヶ月から数年後の辺縁漏洩のチェックは必要である。
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