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   第5回LSTR療法学会 2006年度学術大会 2006年9月17日

ポスター発表
Save Pulp療法における鑑別すべき症例
○大河原泰雄 宅重豊彦

 

目的:

 強い冷水痛、自発痛を主訴として来院する患者は多い。当院には、他医院で抜髄と宣告 されたが、抜随したくないので来院したという患者があつまってきている。Save Pulp療法 を必要とする症例が多いいえる。
 こうしたケースで当該歯を診ると、充填物に問題ない、時にくさび状欠損もウ蝕も無い症例 のことがある。
 歯髄炎と同じ症状を呈するが、Save Pulp療法の適応にならない症例があるということを纒めたので報告します。

 

方法:

 今回とりあげた症例の特徴を以下に示します。
@知覚過敏のように冷水痛を訴える。時に温熱痛を伴うが、歯頭部全周、咬合面でも刺激に反応するということはない。

A歯髄炎のように自発縮を伴うケースもある。

B知覚過敏処置、レーザー照射などの処置を受けたが、効果がなかった。

C以上の処置が無効だったので、抜髄するしかないと宣告された。

このような症例に対し、知覚過敏処置や歯髄処理とは違った処置をおこなった。治療成績が良好であったことから、いくらかの新しい知見を得ることができた。

 

結果と考察

  知覚過敏処置や歯髄処理をすることなく、冷水痛、温熱痛、自発痛のある症例を治療し好結果を得た。
本治療法の特徴を以下に列記する。

@歯に加わる物理的な刺激のコントロールをべ一スとしている。

A歯にとって好ましいと思われる物理的な刺激は、ある一定の範囲内にある。

B倒えば、咬合圧の場合、歯軸を意識した3次元のカを考えなければならない。

C咬合圧以外の物理的な刺激は、あまりに小さいので見逃しやすい。

このようなカのコントロールを主とする治嫌で、従来の知覚過敏処置やレーザーが無効な症例であっても、その場で消失させることができた。このように瞬時に症状が消えるということも本症例の特徴であり,歯髄炎と明確に鑑別できる。
 象牙細管が露出すると知覚過敏がおこると言われている。しかし、よくよく考えると、 人為的にエナメル質が突然無くなってしまう場合だけで、楔状欠損のように徐々に進行する場合は、歯髄の防御機能がはたらいて刺激は歯髄細胞に伝わらないのではないだろうか。
 冷水痛は、知覚過敏と歯髄炎の場合と言われている。しかし象牙細管の突然の露出で しか知覚過敏はないと考える。歯髄炎は細菌の歯髄内侵入路がないとおこらない。
 この両者にはSave pulp療法が有効である。しかし、これまで言われてきた知覚過敏は、別なジャンルの疾患であり、Save Pulp療法の対象ではないのではないかと考える。

 

 

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