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   第6回LSTR療法学会 2007年度学術大会 2007年9月16日
ポスター 5
3Mix-MP 法における根管充填とは?
○九鬼武良(大阪府)
     
目 的

 根管充填とは、抜髄や感染根管治療後の空虚な根管を根管充填材で封鎖する処置をいう。治療により無菌的になった根管は、根尖歯周組織への刺激要因をとなる有害物質の貯留や細菌などの侵入を防ぐため、緊密に充填する必要がある。これにより根尖歯周組織は根管からの刺激を受けることなく安静が保たれ、抜髄根管歯では根尖歯周組織の健康が維持され、また感染根管で根尖部に病変を有した歯では治癒が起こり、歯は歯槽窩内で長く正常に機能を営むことができる。−新常用歯科辞典よりー
と記されている。
 3Mix-MP 法の生みの親の宅重は、スペース根充(4mm.のアンダー根充)を推奨する。すなわち、3Mix-MP法における根管充填とは?無菌化され、無菌化が維持された根管では、根管充填を行わなくとも、歯根嚢胞であっても修復されると考えられる.
 今回、この理論に、基づき根管充填処置に関係なく治癒経過をたどったと思われる3症例を発表する。

 

結 論

 う蝕で脱灰された歯質は、酸性環境が続かなければ再石灰化される。中性のpH環境では、アパタイト形成反応が自動的に起こってくる。(星野悦郎:日本歯科評論bU66号「より大きな効果を引き出す3Mixの臨床応用」から)このアパタイト形成反応が根管壁象牙質でも起こり、外部からの細菌侵入を防ぐ防御壁を作る。よって、スペースがあればあるほどより緊密な閉鎖が完成される。よって、理想的な3Mix-MP 法における根管充填とは?スペース根充であると考えられる。

*ただし、この理論を実現するには、完全な無菌化が必要であり、その完全な無菌化を行える療法は、現在のところ、3Mix-MP 法のみである。


         

 


 





 

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