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   第6回LSTR療法学会 2007年度学術大会 2007年9月16日
テーブルクリニック 3
3Mix -MP法のための「CRインレー直接法」
安藤正明(CDRG.宮城県)
     
目 的

 3Mix-MP法を行う際の「好結果を得るための必要十分条件」の1つに「病巣と口腔環境を遮断する」がある.病巣を口腔から遮断し,病巣無菌化後の再感染を防止するためには辺縁漏洩の無い密封充填が必須である.また,無菌化処置後細菌の再侵入を防ぐためにはできるだけ迅速に密封充填を行うことが肝要である.{CRインレー直接法」は密封性の高い充填物を得るきわめて良い方法である.しかも,1回のチェアータイムで最終修復とすることができるので細菌の再侵入の機会を無くすることができる.しかし,治療直後には密封性が高かった修復物も時間経過とともに密封性が低下sることがある.
  施術数日後,あるいは数ヶ月から数年後の辺縁漏洩のチェックは必要である.

 

材 料

CRインレー直接法に用いる材料    

・光重合型コンポジットレジン
前・臼歯用ークリアフィルCRインレー(クラレ)
         クリアフィルAP-X(クラレ)
・分離剤;MP(マクロゴール+プロピレングリコール)
・エッチング剤;35%リン酸
・歯面処理剤:パナビアフルオロセメントのEDプライマーA液・B液
・シランカップリング剤;クリアフィル・ポーセレンボンドアクチベーター
・CRインレーの内面処理剤;クリアフィルライナーボンドUΣのプライマーA・B液
・合着材;パナビアフルオロセメント(クラレ)

 

臨床術式

 

@ CRインレー用の窩洞形成
A 分離材の塗布
B 光重合コンポジット・レジン充填
C CRインレー体を外し,裏面に光照射
D CRインレー体の処理
E 歯質の処理
Fパナビアフルオロセメントによる合着

 

術後のチェック
    
@ CRインレーんの浮き上がりをチェック
A 冷水誘導敏をチェック
B 歯質の色をチェック

    
    


 

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