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   第9回LSTR療法学会 2010年度学術大会 2010年9月19日

●口頭発表 &テーブルクリニック●

Kavo社製DIAGNOdentを用いたう蝕象牙質再石灰化の評価 (第1報)   

 ○安藤正明 大平眞悦 宅重豊彦
 (CDRG)

目的:  

 SavePulp療法は、メタルインレーやCRインレー直接法で歯冠修復を行って、病巣を口腔から遮断し、病巣無菌化を図る。無菌化された病巣は、生体組織レベルの修復が起こり、軟化した象牙質も再石灰化してくることがX線写真から推察されている。
  SavePulp療法後の治癒の判断は、症状の消失は当然のことであり、さらにデンタル]線写真上でのう蝕象牙質の不透過像の増加をもって判断を行う。  
今回、SavePulp療法後に修復物が脱離した齲窩の観察を行い、従来法による脱離症例と合せてう蝕象牙質再石灰化の評価を行ったので報告する。

 

方法:  

 SavePulp療法後修復物が脱離して来た患歯に対して、Kavo社製DIAGNOdentを使用して歯面状態の観察を行った。この器械は歯質に当てたレーザー光の反射を解析し、歯面の状態を0〜99の数値で表示する装置である。その数値を見ると、施術前の軟化したう蝕象牙質は最大の99を示し、健全な象牙質はおおよそ0〜5を示す。
  装着期間が、1年未満から約20年になる対象歯について、装着期間とう蝕象牙質再石灰化の傾向について調べた。  
 また、SavePulp療法後脱離したもの78症例と従来法での修復後脱離したもの17症例との比較を行った。

 

結果:  

 SavePulp療法後修復物が脱離した患歯では、術前99だったものが装着期間が長くなる と測定値が小さくなる傾向が見られた。
 従来法での修復後脱離した患歯では、術前可及的にう蝕象牙質を除去してから充填したが 測定値は大きくなる傾向が見られた。
 SavePulp療法後のう蝕象牙質再石灰化の状態が、Kavo社製DIAGNOdentによる測定により 一定の結論が確認された。

 

 

 

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