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   第9回LSTR療法学会 2010年度学術大会 2010年9月19日

●口頭発表 &テーブルクリニック●

新基剤の浸透性実験 

○牧 和宏  畑岡拓 鈴木章 安藤正明 宅重豊彦 (演者に○印)
(CDRG)

目 的:

@ 新しい基剤開発の可能性を探る。

A「根尖から溢れ出た3Mix-MPが歯の外部から象牙細管に再侵入しているのでは?」という   疑問に対する回答を得る。  

以上の2点を主目的に浸透性実験を行い、興味ある知見を得たので報告したい。 

 

 方 法:

実験には、抜歯後ただちに水中保管し、一度も乾燥させることの無かった上顎前歯を用いた。 NIETの臨床術式にのっとって、抜去歯に貼薬着座を形成し、食紅と基剤とを混ぜ合わせた試料を置き、48時間後に分割して色素の広がりを観察した。
ただし、今回は「目的のA」の為に抜去歯の歯根部をあらかじめwaxでコーテングし、根尖および歯牙内部からの試料の流出を防いだ。
 基剤はnormal MP の他に、仮名S1, S2の計3種類を用い、その比較検討をおこなった。

 

結果と考察:

@基剤の浸透性は根充の有無に影響されない。

A色素が歯根の外部から侵入した場合と、内部で貼薬着座から浸透した場合とで明らかな違い を確認できた。

B水中保管した非乾燥の歯を用いた実験では3種類の基剤とも良好な浸透性を発揮したが、 各々の間に微妙な違いも観察された。

 

 

 

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