目 的:
歯頚部カリエスで残存歯質が歯肉縁より下がってる症例では、歯肉の増殖が起こり、歯質上に歯肉が盛り上がっていることが多い。その他、歯科臨床では歯肉を少し切ると、治療が上手に仕上がるケースが散見される。
これらの症例で歯肉の整形をするには、少量ではあるが浸潤麻酔を打ち、電位メスで切除する。あるいは、高価なハードレーザーで焼く方法が一般にとられている。
しかし、こうした方法は、手軽に、更に患者の負担を少なくてできるものではない。
今回紹介する「セラミック ティッシュ トリマー」は、タービン用バータイプの歯肉切除器具で、電気メスやハードレーザーと同等に歯肉の切除を行うことができるとして販売されている。
演者は、本品を3年間ほど使用して、その有用性を認めたので紹介する。
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